メンタルを安定させるには、深い呼吸から。筋肉をほぐすとスゴく変わった!

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なぜか急にメンタルが不安定になることってありますよね。

  • 焦りやすい
  • 落ち着かない
  • 不安になる

などなど。

 

実は、そんな精神状態のときには、必ずと言っていいほど呼吸が浅くなっています。

メンタルが不安定になりやすい方は、呼吸が浅くなりがちとも言えます。

 

逆に言えば、呼吸を深くすると、心も落ち着くということ。

 

最近ビックリするほど、思ってもみなかった方法で深い呼吸を出来るようになりました!

意外とシンプルで使いやすいやり方なので、シェアしたいと思います。

心と身体は、お互いに影響しあっている

心と身体が影響しあっていると感じたことはありますか?

 

例えば、

  • 悩んでいるときは前かがみになる
  • 自信がない時も、意識しないとうつむいてしまう
  • 緊張すると体が硬くなる
  • 嬉しい時は口角が上がる、笑顔になる

など、いろいろとありますよね。

 

無意識に、姿勢や体の状態、表情に現れるものです。

そして呼吸にも。

 

プレゼンなど多くの人に話すと緊張する方は、いったん深呼吸して心を落ち着けてから人前に出ていたりするのではないでしょうか。

試合前、緊張しているときにも深呼吸して落ち着いた経験のある方も多いと思います。

 

心を整えることで身体の状態を良くすることが出来ますし、

心を整えるために、身体からアプローチすることも出来るんです!

呼吸が浅いとどうなるの

脳や身体の細胞に、酸素はとても大切ですよね。

そして、当然ですが、呼吸によって肺から取り込んでいます。

 

じゃあ、呼吸が浅かったら取り込める酸素の量はどうなるのでしょうか!?

 

残念ながら、少なくなってしまうんです・・・。

たっぷり酸素を取り込んでいるときと比べると、思考も体の動きもパフォーマンスは下がるでしょう。

 

浅い呼吸のまま生活することは、自分の力を抑え込んだまま生きていくことになります。

精神的にも落ち着きづらい状態のままで過ごすことになるので、充足感や幸福度なども相対的に低くなります。

 

反対に、呼吸が深くなればメンタルが安定するだけでなく、酸素をしっかりと体に取り込めるようになります。

自分本来のパフォーマンスを発揮できる状態になっていくでしょう。

深い呼吸をするには

2つのやり方があると考えています。

日頃の呼吸が浅くなりそうな場面で、意識して深い呼吸をする習慣を作る方法。

それと、呼吸が浅くなっている身体面の原因にアプローチする方法です。

意識してゆっくり呼吸する習慣を作る

深い呼吸をするためにおススメなのが、呼吸瞑想です。

一流のスポーツ選手が試合前にメンタルを整えるために行ったりもします。

 

何で瞑想が、深い呼吸に繋がるのか。

呼吸瞑想を3カ月ほど続けていると、自分の思考を客観的にとらえやすくなるんですね。

 

呼吸が浅くなってしまうのは、ほとんどネガティブな思考が頭をぐるぐるしているときです。

でも、数十年も繰り返して、自動的にやってしまっていることです。

だからネガティブ思考に陥っていても、なかなか気づけません。

 

それが呼吸瞑想を数か月も毎日行っていると、

「あっ、今ネガティブ思考してる!」

と気づけるようになるんです。

ネガティブ思考に気づいたら行う、4ステップ
  1. 日常生活の中で、ネガティブ思考した瞬間に、その自分の思考に気づく
  2. その気づいた時に大切なのは、自分を責めないこと。
  3. 「今ネガティブ思考していたんだ。」と、ただ事実を認識する(メタ認知)
  4. 数回、深呼吸する

メタ認知は、自分の思考を客観的に認識することです。

「自分は今、○○って考えているんだな」

のように、自分の頭の中で簡単な実況中継をするようなものです。

 

自分の思考を客観視するだけで、自然と気持ちが楽になるからおすすめです!

上半身の呼吸に使う筋肉をほぐす

呼吸に使う筋肉たちが硬くなっていると、呼吸が浅くなるそうです。

 

いつも通っているホットヨガスタジオで、「呼吸が芽吹くヨガ」というレッスンがありました。

このレッスンで最初の40分間ほど、インストラクターさんの指示通りに、横隔膜など呼吸に使う筋肉たちを徹底的にほぐすんです。

 

床に硬式テニスのボールを置いて、ボールの上にほぐしたい筋肉が乗っかる状態で乗って、数分間ゴリゴリしていきます。

筋肉がこっているほど痛いそうで、特に脇腹の上の筋肉をほぐす時がヤバかったです。

 

痛すぎて、最初の内は「僕は何をやっているんだろう??」

と思ってしまいました。

 

ですが、鎖骨の辺り、脇腹とマッサージを20分ほど続けたころ。

「あれ?息がしやすい!!」

と、突然感じるようになりました。

いつもよりも、かなり楽に息を吸えるんです。

 

最後に横隔膜だけは、テニスのボールに乗らず、仰向けになって肋骨とお腹の境目から指を突っ込んでほぐしました。

このころには、息のしやすさがすごかったです。

筋肉がこっていると、こんなに自分の呼吸を制限させてしまうのか!

と、ホントに驚きです。

 

でも呼吸に使う筋肉がこっていたなんて、いっさい自覚がありませんでした。

ほぐしてみて、初めて感じる解放感なのかなと思います。

 

以前よりもすごく呼吸がしやすくなったことで、見違えるほど自然と呼吸が深くなりました。

意外と身体面でも、呼吸が浅くなる要因があるんだと実感しました。

まとめ:メンタルを安定させたいなら、まずは呼吸から

慌てているとき、怒ってイライラしているとき。

呼吸は短く早く、浅くなっているものです。

 

呼吸を深くしてあげることで、意外と心が落ち着きます。

メンタルと呼吸って意外と密接につながっているんですよね。

 

ちょっとメンタルを安定させたい方も、本気で安定させたい方も、ぜひ深い呼吸を意識してみてくださいね。